RMS-108 マラサイ
宇宙世紀0087年当時、地球連邦軍・ティターンズ共に主力量産機として活躍していたRMS-106 ハイザック。その優れた生産性と操作性を継承しつつ開発され、本来はエウーゴの主力量産型MSとなるはずだったのがこのRMS-108 マラサイである。
AE(アナハイム・エレクトロニクス)社で開発されたこの機体は量産を前提とされながらも装甲材にガンダリウム合金を採用することで本体重量の大幅な軽量化に成功している。さらにその軽量化を活かしハイザックよりも出力の高いジェネレーターを搭載を可能とした事でビーム兵器の運用能力が向上、ハイザックではなし得なかったビームサーベルとビームライフルの併用を可能としている。(ハイザックではビームライフル運用時には接近戦ではヒートホークを、ビームサーベル運用時にはザクマシンガン改を使わざるを得なかった)
しかし当時は極端なまでの大火力兵器や可変機が偏重されており、特に物資・人員共にティターンズに劣るエウーゴとしては量産機の大量生産よりもMSZ-006 Zガンダムに代表される超高性能なフラッグシップ的MSを求めていたのである。しかもマラサイと設計思想の似通ったMSA-003 ネモが量産ラインに乗っている時期に別系統の量産機を採用する事はかつてのジオン公国軍の轍を踏むことになる。そのためAE社では政治的な独自の判断でティターンズへの供与を決定、しかも当のティターンズでは使い潰すような扱いしか受けなかった不遇な機体である。
しかしパイロット間での評価は高く、隠れた傑作機として後にネオジオンでも運用されたと言われている。
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